ジャック・マイヨールを追悼して。
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2001年12月23日イタリア・エルバ島カローネの自宅で自殺しているのが見つかった。享年74歳。
彼の切り開いたフリーダイビングの世界と、何回か小笠原に来島した事を記念して、彼の功績をまとめてみました。
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●経歴
Jacques Mayol [フランス]
1927年 4月1日上海のフランス租界に赴任していた
建築技師の父ローラン・マイヨールと妻マルセーユのもとに生まれた。
7歳 紅海を航行中始めてイルカを見る
10歳 九州の唐津で母親に泳ぎを教わり、日本の子供たちに
水中メガネを借りて3〜4メートルの素潜りをして遊んでいた。
イルカと水中で遭遇する。
13歳 マイヨール一家は上海を後にし、父の故郷マルセイユに引き揚げる。
高校を卒業すると旅に出る。
北極のイヌイットと暮らした事もある。
スウェーデンで妻ビブケと出会い、長女ドッティと長男ジャン・ジャックが生まれる。
フロリダに住み、フランス語系新聞の手伝いをする。
1957年 マイアミ水族館でイルカの調教師として働き始める。
イルカのクラウンと出会う。
1959年 ケイコス諸島へ移り住む。素潜りによるイセエビ漁を広める。
カリブ海、バハマ、カリフォルニア、ヨーロッパと世界を歩き続け、
素潜りの世界記録の舞台へ登場していく。
1966年 9月フロリダ水族館のクラウンと再会する。
ヨガの呼吸法を学ぶ。
1966年 6月水深60メートルに到達
1970年 9月11日伊豆沖で76メートルを記録。
1974年 9月20日エンゾ・マイオルカが87メートルを記録。
浮上中25メートルの地点で意識を失う。フリーダイビングから引退する。
1974年 カテーテルを挿入して潜水し、ブラッドシフトが人間にも見られることを証明
1976年 11月23日水深100メートルへの挑戦3分40秒を超える
1978年 ペルーのハクラコカ湖(高度4650m)で高地での素潜り実験を行なう。
2002年 12月23日、74歳、イタリア・エルバ島カローネの自宅で自殺しているのが見つかる。
(経歴に付いては「イルカと、海へ還る日」講談社を主に参考にした)
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■関連書籍■
・海の記憶を求めて
著者:ジャック・マイヨール著 ピエール・マイヨール著 北沢 真木訳
出版:翔泳社 サイズ:A5判/341p〈ソフトカバー〉 ISBN:4-88135-637-2
発行年月:1998.7 本体価格: \1,800
内容:人間の身体に眠る、太古の海の記憶。イルカの心でとらえた人類の真実。
・海の人々からの遺産
著者:ジャック・マイヨール著 〔外山 厚子ほか訳〕
出版:翔泳社 サイズ:A5判/159p ISBN:4-88135-776-X
発行年月:1999.9 本体価格: \1,800
内容:バハマ諸島、与那国島、マルケサス諸島を巡りながら、海・地球・人類への思いを綴る。
・イルカと、海へ還る日
著者:ジャック・マイヨール著 関 邦博編・訳
出版:講談社 サイズ:A5判/188p ISBN:4-06-206147-3
発行年月:1993.2 本体価格: \1,900
・クジラが見る夢 ジャック・マイヨールとの海の日々
著者:池沢 夏樹著 高砂 淳二撮影 垂見 健吾撮影
出版:テレコムスタッフ サイズ:A4判〈ソフトカバー〉 ISBN:4-88304-172-7
発行年月:1994.8 本体価格: \3,107
内容説明:池澤夏樹がマイヨールと過ごす日々。
・グラン・ブルー(リュック・ベッソンの世界)
著者:リュック・ベッソン著 山崎 敏訳
出版:ソニー・マガジンズ サイズ:27×27cm/154p〈ソフトカバー〉 ISBN:4-7897-1064-5
発行年月:1996.3 本体価格: \3,689
内容:映画監督リュック・ベッソンがジャック・マイヨールと出会い、映画「グラン・ブルー」を製作した想い出の日々を綴る。
未発表稿を含む数々のノートや撮影風景の写真など。
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●フリーダイビングの記録
映画「グラン・ブルー」の主要な部分を占めるフリーダイビングの記録争いですが、 実際にジャック・マイヨールとエンゾ・マイヨルカが記録更新を続けていた事が元になったようです。
フリーダイビング競技のアブソリュート部門(ノーリミッツ)の記録の推移などの記録はこちらを参考にして下さい。
Free Diving Team MUGEN(無限)・アプネアの歴史
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●個人的な出会い
2001年の夏に小笠原を訪問した際に、無人島に行く船で一緒になりました。
片道2時間の船の上では、直射日光の下短パン一枚で寝ており、ごく普通のおじいさんでした。
ウェットスーツを着ないでロングフィンを使っている姿が印象的でした。
神保町の三省堂書店で行なわれたサイン会に行った事もあります。
事前に練習したのでしょうか。
ちょっと間違った書き順ですが、カタカナで「マイヨール」と書いてくれました。