Part2-8 甚六物語2
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277 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 00:05:38 ID:5T5Dm1IA
〜一ヵ月後〜
波平は縁側でお茶を啜っていた。
隣では裏のおじいさんが、教本を読みながら将棋を打っている。
「…磯野さん、これはどうすればいいと思いますかのぅ?」
「…こうですね。」
波平は駒を動かし、あっさりと王手に持っていく。
そしてまた波平はお茶を啜り、おじいさんは教本のページを捲った。
「こんにちは〜」
玄関の方から声が聞こえる。が、二人共聞こえないかの如く動こうとしない。
すると庭を回り込むように、突っ掛けの音が近づいてきた。
「こんにちは。」
「やぁ伊佐坂先生。」
母屋の影からひょっこり顔を出した伊佐坂に、波平は片手を上げ挨拶した。
「おや伊佐坂先生。こんにちは。
磯野さん、これはどうすればいいと思いますかのぅ?」
おじいさんも顔を上げて挨拶したが、波平をつつき答えを教わると、また将棋盤に目を落とした。
「あの…お二人に相談があるのですが…」
伊佐坂が静かに口を開いた。
278 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 00:07:23 ID:5T5Dm1IA
「実はウチの息子の事なんですが…」
「甚六君がどうかしましたか?」
波平が縁側に座る様に勧めると、伊佐坂は座りつつ庭の盆栽を見つめた。
「私はアレは真面目でおとなしい子だと思っていました…
だが…アレは最近『族狩り』をしている様なんです。」
「なんと?!」
波平は驚き、伊佐坂の顔を見つめた。
伊佐坂は怒るでも悲しむでもない、何とも形容し辛い表情をしていた。
「私の友人が所轄の警察署長をしているんですがね…
暴走族から助けを請う通報が続くので調べたら、ウチの息子だったそうです。
まぁそれはその暴走族を警察が即解散に追い込むから構わないのですが、ただ…」
「ただ?」
「この一月、族狩りを終えた後必ず首都高に上がっているんです。」
その一言を聞いて、波平の表情がさっと変わった。
家族が誰一人見た事の無い、厳しい《男》の顔に。
押し黙る二人。
おじいさんの将棋の駒の音だけが、パチリ、パチリと響く。
「…それはいけませんなぁ。」
パチリ。
将棋の駒を置くと、おじいさんは立ち上がった。
棋盤上では、王将が完全に丸裸にされていた。
279 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 00:08:58 ID:5T5Dm1IA
首都高速辰巳パーキングエリア。
一月前の騒ぎなど無かったかの様に静かな時が流れている。
浜はその静かな時を楽しんでいた。
そこへ一台の車がやって来た。
青いR34GT−R。
小羽田である。
「こんばんは。」
浜のV−MAXの隣にRを停めると、小羽田は人懐っこい笑顔で浜に挨拶した。
「やぁ小羽田君。こんばんは。」
浜も笑顔で答える。
「…今日はやけに静かですね…何かあるんですかね?」
「さぁねぇ…何もなければいいけどねぇ…」
二人は今夜はやけに大きく、赤い月を見上げた。
その静寂を無線の呼び出し音が切り裂いた。
小羽田はRの無線機のスイッチを押し、応答した。
「どうした?」
《小羽田ァ!出たぞ!ヤツ等だぁ!!》
その言葉で全てを悟った浜は、無線のインカムを付けると、V−MAXでパーキングを飛び出していった。
286 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 17:38:28 ID:5T5Dm1IA
首都高速芝浦パーキングエリア。
甚六は言葉も無く立ち尽くしていた。
周りの走り屋達は甚六と、彼と向かい合っている三人−三台の車−を遠巻きにしていた。
(おい、アイツ等って…)
(ああ…間違いない…三番機が居ないけど…)
(赤い月の夜だけ走ると言う…)
(首都高の覇王、ナンバーズ…)
ヒソヒソと話声が聞こえる。
すると揃いで右フロントフェンダーに1と書かれたスープラ、2と書かれたランエボ、4と書かれたFDが、ハザードランプを灯しながら、一列になり出口に並んだ。
(バトル?!何でヤツ等があんなポッと出の相手を?!)
(その時の最速の挑戦しか受けないナンバーズが、自らバトルの申し込みだと?!)
辺りがザワついた。
だが甚六は苛立っていた。
「僕は…あの黒いライダーに会いたいだけなのに…何故邪魔をする!!」
287 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 17:58:04 ID:5T5Dm1IA
甚六はGSX−Rのエンジンに火を入れた。
GSX−Rを購入して三ヶ月。
走行距離は購入時より3000キロ程伸びた。
だがその内2000キロはこの一ヵ月で走った。
ただあの黒いライダーに会う為に。
甚六はその一念で首都高を走り回った。
コースどころか、全ての轍すら憶える程走り回った。
それ程追い求めても、あの黒いライダーの姿は一度も見なかった。
まぁいい。
僕は速い。
こいつらもすぐにチギってやるさ。
甚六はヘルメットを被り、GSX−Rをパーキング出口へと向けた。
288 :甚六物語第二夜 :2006/07/30(日) 18:00:37 ID:5T5Dm1IA
「くっ…うぅ…」
甚六は大気の壁を突き破るGSX−Rのスクリーン越しに前方を睨みながら目を細めた。
速度は160キロ弱。
甚六にとってはかなり速く走っているつもりだが、ミラーに映る三台の車にとっては余裕の速度域のようだった。
コースを知り尽くした甚六とはいえ、ただそれだけで速く走れる程首都高は甘くはなかった。
「うわっ?!」
一瞬の隙を突かれ、スープラとランエボに前に出られた!
「くそっ!」
甚六は必死に追い縋ったが、先行する二台との差は広まる一方だった。
「僕じゃ…ダメなのか…」
甚六の気力が折れる。
その時だった。
303 :甚六物語第二夜 :2006/07/31(月) 19:26:52 ID:Wj/tl5X9
バイクの排気音が聞こえる。
近い!
甚六は左に目をやった。
合流の仕切り壁が目に飛び込んでくる。
この壁の向こうか!
壁が途切れる。
「甚六君!私に着いてきなさい!」
「浜さん?!」
浜がV−MAXと共に、甚六の前に合流してきた。
甚六が浜の後ろにぴったり着けると、二台はフル加速に入った。
浜は無線機のスイッチを叩く様に入れる。
「このバトル、私も参加させてもらう!」
《浜ッ?!貴様どういうつもりだ?!》
浜は相手からの交信を無視して無線機のスイッチを切った。
右に左に軽やかにステップを踏む二人。
浜の堅実で安定感が有りながらも、大パワーを押さえ込む様な走りはV−MAXの巨体をありえない速度で走らせ、
甚六もソレに吊られペースを上げていた。
浜の質実剛健の走りを少しづつ吸収し、甚六は急速に成長していた。
テクニックではなく、ライン取り、車の捌き方など、一人よがりな走りでは絶対身に付かない物を、浜は自らの走りで甚六に教えていた。
304 :甚六物語第二夜 :2006/07/31(月) 19:28:34 ID:Wj/tl5X9
湾岸線へと飛び込む二台のバイクと一台の車。
突如、甚六の周りが明るくなった。
「くっ!」
甚六がミラーを見やると、すぐ後ろにFDのヘッドライトが光っていた。
前を行く浜はタンクに伏せているが、メーターバイザーのみ装備のV−MAXでは風圧は厳しく、
200キロを超えた時点から車速の伸びも悪くなってきていた。
「湾岸線では勝ち目は無いか…」
遠くに霞む先行している二台のテールランプを睨みながら、バイクから引き剥がそうとする風に耐えつつ浜は呻いた。
《ピーピー》
無線の呼び出し音だ。
浜は無線機のスイッチを入れた。
305 :甚六物語第二夜 :2006/07/31(月) 19:29:57 ID:Wj/tl5X9
《浜さん!取れますか?!》
《小羽田君!今どこに?!》
小羽田からの無線に答えた瞬間、浜は後ろから迫る気配を感じた。
《後ろです!》
小羽田のRが一気に前に出た。
《浜さん俺が引っ張ります!スリップ使って下さい!》
R、V−MAX、GSX−R、FDは一本の矢となり、先行している二台を射落とさんと放たれた。
313 :甚六物語第二夜 :2006/08/01(火) 21:43:55 ID:wqByEp71
甚六達は先行する二台を射程に捉えた。
相手は甚六達より200メートル程前を、着かず離れずの距離をキープしている。
小羽田は加速を止め、じわり、じわりと速度を落とし、スープラのテールを見つめていた。
しばらくして無線のスイッチに手を伸ばした。
《浜さん…お願いがあります。》
《何かね?》
《ナンバーズは浜さんの知り合いですよね?
スープラの無線の番号教えて下さい!》
《………》
軽い沈黙の後、浜は番号を教えた。
《スープラのドライバーさん取れますか?
俺は偶然見た貴方の走りに憧れ、走り屋になりました。
俺では役不足かもしれない。けど…俺と勝負して下さい!》
《………》
《お願いします!!》
スープラは何も答えず、ただハザードを点灯させた。
並走しつつ速度を落とすスープラとランエボ。
首都高湾岸線。
四台の車と二台のバイクに、奇妙な心の繋がりが生まれた瞬間だった。
314 :甚六物語第二夜 :2006/08/01(火) 21:46:17 ID:wqByEp71
小羽田はパッシングスイッチに手を伸ばした。
パッシング。
それに答えるハザード。
夜に魅入られた、狂った者同士が交わすシグナル。
《浜さん…》
《いっておいで。君の力を全てぶつけてきなさい。》
浜は速度を落としつつ、一番左の車線へと移動した。
甚六、FDもそれに続く。
甚六が小羽田に目をやると、小羽田はランエボを挟む様にスープラと対峙していた。
時速100キロ。
その速度域とは思えない緊張感が辺りを包む。
パッ!
ランエボがホーンを短く鳴らした。
パッ!
ギアを落としたらしく、Rとスープラの排気音が跳ね上がる。
パッ!
甚六は思わず生唾を飲み込んだ。
パーーーーーン!!!
一際高く、ランエボのホーンが鳴り響いた。
315 :甚六物語第二夜 :2006/08/01(火) 21:48:36 ID:wqByEp71
二匹の獣が狂った調教師により手に入れた力を解放した。
白煙を上げながら加速する二台は、まるで映画の早回しの様な現実感を伴わない速度域に突入した。
甚六は身震いした。
(僕は…あんな恐ろしい人達と走っていたのか…)
非合法、非常識なスピードで視界から消えるRとスープラ。
甚六は自分がひどく場違いなのでは?と思い始めた。
一団は環状線へとまた戻って行った。
ランエボに並走していた浜は、ふと、ランエボからの視線を感じた。
それと同時に無線が入る。
329 :甚六物語第二夜 :2006/08/02(水) 19:51:31 ID:3wJg0QaU
《浜…お前は一体何を企んでいる…?》
《………》
ランエボからの問いに浜は沈黙で答えた。
《…まぁいい。話は後だ。浜…今はこの夜を楽しもう。》
《…だな。》
二人は顔を見合わせた。
お互いの顔は見えないが、お互いに不敵な笑みを浮かべているのは理解できた。
ひょいっとランエボが前に出る。
浜はランエボにパッシングをすると、ランエボはハザードで答える。
二人は同時にアクセルを全開にした。
右コーナーが迫る。
アウト側の壁ギリギリに車体を寄せる浜。
一瞬、ランエボが左に車体を振った。
次の瞬間、ランエボはテールを壁に擦るかの様にドリフトを敢行し、完全に浜の進路を塞いだ。
様に見えた。
ランエボのドライバーの顔をV−MAXのライトが照らしたかと思うと、
ランエボの動きを読んでいた浜はイン側の壁にヘルメットを擦らんばかりに車体を寝かしこんでいた。
だがドリフトはランエボのドライバーのトラップだった。
浜の動きを見て、神技の様なアクセルコントロールでスライドさせる為の横方向のベクトルを瞬時に縦方向に切り替えた。
小型、軽量、4駆、ハイパワーなランエボの車体が、まるでカタパルトから射出されたかの様に立ち上がる。
浜の最速ラインを潰しつつ、くるりとインベタで次の左コーナーを回るランエボ。
「甘い!!」
何時の間にか後ろにぴったりと張りついていた浜が、コーナーアプローチでランエボの頭を押さえ、イン側を奪取した。
344 :甚六物語第二夜 :2006/08/04(金) 16:21:59 ID:u2HW1pam
「速い?!」
甚六は驚愕した。
決して広いとは言えない環状線を、まるで打ち合せしたかの様にラインをからめながら走る二人。
一見荒々しいが、お互いの技術を信頼しあってこそ出来る走りに、
甚六は嫉妬と羨望の眼差しを向けた。
ボッ!
FDが甚六を抜く際に発した空気の固まりを食らい、甚六は慌てた。
甚六の前を流すFD。
(僕も…皆の様に走れるのかな…)
確かにスピードに対する恐怖はあった。
だが今の甚六のには、恐怖より皆の様な踊るかの様な走りへの憧れ、渇望の方が勝っていた。
そして甚六は、パッシングスイッチに躊躇いながら指を伸ばした。
347 :甚六物語第二夜 :2006/08/05(土) 19:52:23 ID:uicVTVfh
甚六はパッシングスイッチを押した。
FDの白いテールが二度、三度と照らされる。
すぐさまFDのハザードが答えた。
呼吸を整えFDに並ぶ甚六。
ズゴゥ!
FDがアクセルをふかした。
ズゴゥ!
甚六はこれから体にかかるGに備え、態勢を低くした。
ズゴゥ!
半クラを使い回転数を跳ね上げる。
ズゴゥ!!!
甚六とFDはほぼ同時にフル加速を開始した。
ガギギ
(えっ?)
GSX−Rのエンジンから奇妙な音がした。
だがそのまま左コーナーにつっこむ二台。
ゴンッ!
エンジンから大きな音がしたかと思うと、GSX−Rはリヤタイヤをロックさせ、
エンジンから白煙を上げながら甚六のコントロール下から飛び出した。
「うわぁ?!」
足が熱い。焼けたオイルが足に降り掛かった様だ。
甚六はアウト側にリアタイヤを滑らせるGSX−Rの上で固まっていた。
目の前にFDのドアが迫っていたが、甚六はただ見つめる事しか出来なかった…
353 :甚六物語第二夜 :2006/08/06(日) 17:59:44 ID:i9Byxpr6
(ダメだ!避けられない!)
ゴシャン!!
甚六はFDのドアにぶつかり窓ガラスを粉砕した。
右半身を強打した甚六の意識が刈り取られる。
「甚六!!」
コンマ数秒意識を失った甚六を、聞き覚えのある声が覚醒させる。
GSX−Rは甚六を振り落とそうと、未だその身を激しくくねらせていた。
「甚六!!バイクを離せー!!」
車中から甚六を引っ張りこもうと手が伸びてくる。
甚六がドライバーに引っ張られFDに上半身を突っ込むと、コントロールを失ったGSX−RとFDは互いに離れ、
FDは運転席側を壁に擦りながら停まり、GSX−Rは白煙を吐きつつフラフラ走り、倒れた後もオイルをまるで血の様にブチまけながらアスファルトを滑走し、
そのまま壁にぶつかり、スピードという糧を失った獣はその命の燈を消した。
389 :甚六物語第二夜 :2006/08/11(金) 13:24:34 ID:BKCyIDd0
FDはPAにその傷ついた肢体を滑り込ませた。
甚六はドアを開けふらりと車から出ると、縁石にへたりこんだ。
FDのドライバー−伊佐坂 難物−甚六に缶ジュースを手渡すと、隣に腰を下ろした。
「大丈夫か甚六?」
「うん…」
伊佐坂は手に持ったコーヒーを一口飲むと、やや躊躇いながら口を開いた。
「…甚六、すまなかった…私はお前を見誤っていた。
力の差を見せ付ければ、お前は早々に諦めて、二度と首都高に上がろうなどと思わないと考えていたのだが…
お前にあんな反骨心があるとはな…」
「父さん…」
ふと、二人が顔を上げると、先程別れた四台がPAに入ってきた。
浜と小羽田が駆け寄ってくる。
「甚六君大丈夫か?!」
「怪我は?!」
同時に話し始めた二人に弱々しい笑顔で無事を伝えた甚六だが、次の瞬間目を丸くした。
ランエボから隣に住む磯野波平、スープラからその裏に住むおじいさんが降りてきたのだ。
「な…な…」
「「何ィーーーー!」」
甚六と小羽田は同時に叫んだ。
390 :甚六物語第二夜 :2006/08/11(金) 13:26:37 ID:BKCyIDd0
「甚六君なかなかやるねぇ。走り初めて一月とは思えないよ。」
波平はいつもと同じ、朗らかな笑顔で言った。
「あ…はぁ…」
何と言っていいか分からず、甚六は当たり触りない返答をする。
「ホッホッホ。甚六君、君はハーレーに乗りたいのじゃろう?
どうじゃ?
もうこんな危険な事は辞めて、ハーレーでのんびり走った方がよいのでは?」
人の良い笑顔とは裏腹に、鋭い目で甚六の目を見据えながらおじいさんが問い掛けてきた。
391 :甚六物語第二夜 :2006/08/11(金) 13:27:48 ID:BKCyIDd0
俯く甚六。
誰も彼の胸中は分からない。
暫しの沈黙の後、甚六は静かに口を開いた。
「……僕は……僕は……」
立ち上がろうとした甚六だったが膝に激痛が走り、その場に四つんばいの状態で倒れこんだ。
「甚六!」
「僕は!!」
駆け寄ろうとした父を、甚六は強い言葉で制止した。
「父さん…みんな…未熟な僕の腕じゃ危険なのは分かってる…バイクも無いし…けど…僕は…」
皆は固唾を飲んで甚六の次の言葉を待った。
「父さん……僕は…また…走りたいです…」
気弱な青年の、涙ながらの決意。
スピードの快楽、ハイレベルのバトルへの憧れ、死の恐怖とそれを乗り越えた安堵、そして黒いライダーに会いたいという恋愛にも似た情熱…
何が彼を突き動かしたのかは分からない。
だがこの瞬間、確かに新たな首都高ランナーが誕生した。
首都高を舞台としたランナー達の物語の若き書き手を、赤い月はただ静かに見下ろしていた。
第二夜 完
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